シャンプー・トリートメントの選び方

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シャンプーのコンディショニング効果

ヘアケア研究員のshoheyです。

 

今日は、シャンプーのコンディショニング効果について解説していきたいと思います。

普段、シャンプーを使っている際に、どんなことを感じますか。

 

・なんとなく泡立ちがいいなあ。

・なんとなく指通りがいいなあ。

・なんとなく香りがいいなあ。

 

いろいろ感じますよね。

 

 

前回紹介したボタニストには、様々なコンセプトの製品があります。

・モイスト

・スムース

・ダメージケア

・バウンシーボリューム

・スカルプ

・チャコールクレンズ

 

これらのシャンプー・トリートメントは配合成分や使用感が異なります。

以下のように、マッピングで差別化されています。

 

 

 

 

では、シャンプーのコンディショニング効果を高めるには、

どのような成分を配合すれば良いのでしょうか。

 

これは以下の3点が挙げられます。

シリコーン油や植物油などのオイル成分

・界面活性剤

・高分子

 

 

厳密には、「界面活性剤と高分子からなる複合体」の影響が強いです。

 

これはちょっと化学的な話になりますが、

シャンプーに配合されている界面活性剤の多くはアニオン性です。

そして、シャンプーに配合される高分子の多くはカチオン性です。

それぞれ電荷(チャージ)が異なるんですね。

 

つまり、シャンプーがある条件になると、

水中でアニオン性とカチオン性が互いに作用し合って凝集します。

凝集するので、水には溶けない物質ですね。

これをコアセルベーションと言います。

 

コアセルベーションは現象のことです。

そして、その時に形成される物質をコアセルベートと言います。

 

コアセルベートは、配合される界面活性剤や高分子によって、

状態や使用感が異なることが報告されています。

 

コアセルベートは水に溶けない物質であるため、

適度に毛髪表面に付着して、滑らかな感触を与えます。

 

まさに、このコアセルベートが、

シャンプーにコンディショニング効果を与えているんですね。

 

次回は、もう少し詳細に解説していきます。